芸術・建築
Art/Architecture
地元出身の作家の作品を集めた美術館や、地域の歴史を知ることができる博物館。
歴史ある建物から奇抜でモダンな建築まで、
くるくるエリアで見ることのできるアートや素敵な建築を集めました。
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薪を燃やし、手作り料理を味わい、
野鳥に起こされる 心地よい時間をバケーションハウスでマオイ丘陵に建つMAOIQ はバケーションハウス。家1棟を1組(1〜4名)のゲストがまるごと使うシステムで、リビングとキッチン、2ベッドルーム、バスルームを備えています。キッチンには基本的な調理用具と食器がそろっているので、食材を持ち込んで手料理を楽しむことができます。敷地内に2棟のハウスが建ち、4年前にできたMAOIQはアンティークの家具でコーディネートされたヴィンテージスタイル。2年前にできたMAOIQ komfortは北欧デザインでコーディネート。どちらにも薪ストーブが設置されています。丘陵の美しい季節を感じながらゆっくりと過ごしましょう。
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日本、中国、ヨーロッパの風景を、旅して描いた、
洋画家・松島正幸の作品や、歴史的な建物を鑑賞。松島正幸は、北海道教育大学岩見沢分校で非常勤講師を務めた岩見沢ゆかりの画家です。晩年はフランス・カンヌにアトリエを構え、世界中を旅し、数多くの絵画作品を残しました。1999年89歳で亡くなる10年前に、岩見沢市に作品を寄贈。当初、絵画ホールを市民会館に設置し展示しましたが、翌年の1990年、旧岩見沢警察署の建物を活用し、作品を移転。岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館が誕生しました。 1932年に建てられたという古い鉄筋コンクリート造りの建物は、外観やロビー、天井、階段など、今ではめずらしい意匠が施されています。 そのほか岩見沢ゆかりの作家による絵画、彫刻、工芸などの作品も展示されています。
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秋の彩り深まる、野幌原始林に隣接。
北海道のれんがとやきものの文化を、今に伝える。北海道の赤れんが生産は、江戸時代末期からはじまったと言われています。江別市セラミックアートセンターには、北海道のれんが産業の歴史を辿る「れんが資料展示室」と、北海道で現在活躍する陶芸作家の作品を展示する「北のやきもの展示室」、陶芸教室が開かれる工房、やきものに関する資料を閲覧できる図書室があります。また、北海道の窯業研究の第一人者である小森忍の作品を常設展示する「小森忍記念室」では、見応えのある作品をじっくり鑑賞できます。 お土産を買うなら、江別市在住の作家の作品を販売する「やきものショップ」へ。建物の望楼に登れば、野幌原始林をはじめ、木々が色づく山々の成す雄大な景色が望めます。
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動物たちがのんびり過ごす牧場や、テーマガーデンで癒される。
ピザやハンバーグのランチや、かわいいアルパカソフトが人気。えこりん村は、「環境負荷を軽減し、持続可能な社会の形成に貢献したい」という想いを実現する、小さなコミュニティです。約40ヘクタールの敷地内に、アルパカや羊がのんびり暮らす「みどりの牧場」のほか、いくつものテーマガーデンがある「銀河庭園」などがあり、自然遊びや農業体験も開催しています。 「森のレストラン天満」では、木と石のぬくもりが感じられる隠れ家のような店内で、ゆっくりランチを楽しめます。「らくだ軒」は、季節のおすすめメニューをはじめ、ピザ、パスタ、ハンバーグなどメニューが充実しています。話題のアルパカソフトは、頭にマシュマロをのせ、チョコ、ボーロでアルパカの頭部を表現した名物です。
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北欧をテーマにした居心地の良い道の駅
おみやげ探しもちょっと差がつきます札幌から一番近い道の駅で、大きな三角屋根が迎えてくれる「北欧の風 道の駅とうべつ」。当別町はスウェーデンと親交が深く、スウェーデンデザインの家が立ち並ぶ住宅地もあるほど。この道の駅も北欧がテーマ。木のぬくもりがある開放的なアトリウムでは北欧の家具でくつろぐことができ、地元産品が並ぶショップには北欧の生活雑貨も。キッズコーナーにも北欧の家具やおもちゃを備えていて、北海道とは思えないような雰囲気が漂っています。もうひとつのテーマは「食」。札幌で人気のレストラン「テルツィーナ」が出店し、当別の農産物、畜産物を使ったイタリア料理を提供しています。ほかにもそば、豚丼、スイーツやパンなどのテイクアウトグルメがそろっています。
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ニシン漁で栄えた歴史が学べる建築物は 北海道指定の有形文化財
海を見下ろす高台に勇壮な姿を見せる「小樽市鰊御殿」は、1897年に泊村に建てられ、1958年に祝津に移築したもの。一部2階建てで総面積は611㎡もあり、ニシン漁の全盛期には120人もの漁夫が寝泊まりしていたと伝えられています。現代社会に例えると、ニシン漁という事業を行う会社のオフィスと社長の住居、そして社員寮が合体したような建物で、北海道有形文化財に指定されています。北海道産のタモやトド松、青森から取り寄せたヒノキなど贅沢に使われた木材やがっしりとした構造など建築物として価値があるとともに、ニシン漁の道具や写真、生活用具なども展示し、北海道がたどってきた歴史の一端を学ぶことができます。
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世界的建築家 安藤忠雄氏による
壮大な祈りの空間札幌市の真駒内滝野霊園内に鎮座する高さ13.5mの大仏。名を「頭大仏」といい、霊園でありながら今では世界中から観光客が集まってくる名所となっています。大仏自体はもともと「御霊供養大仏」として屋外に建てられていましたが、開園30周年となる2016年に、記念事業として建築家の安藤忠雄が大仏殿を設計し、そのユニークな形状で観光客が訪れるようになりました。ドーム状の屋根の真ん中に空いた穴から頭だけつき出して見えるから「頭大仏」。春は新緑、夏はラベンダー、冬は雪に覆われる丘と一体化したその姿は、アートな魅力を持った札幌の新名所となっています。 水庭のほとりには、「ロタンダカフェ&ストア」があり、軽食やお茶で一服できるほか、オリジナルのお土産も買えます。 園内には、この頭大仏のほか、高さ10m近くもあるモアイ像33体が並んでいたり、イギリスの古代遺跡ストーンヘンジを模したものや観音像が立っていたりと不思議なアート空間となっており、独自の世界観を楽しむことができます。総面積180万平方メートルの広大な敷地に、道内最大級のお墓が並ぶ霊園、宗派を問わない公園霊園なので、観光やレジャーでたくさんの人の来園を歓迎しています。
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歴史と芸術が、響きあう。
海の玄関口として栄え、経済の中心地として北海道経済の基礎をつくった小樽。栄華を誇った20世紀前半に建造された旧荒田商会、旧高橋倉庫、旧三井銀行小樽支店、旧北海道拓殖銀行小樽支店の4棟を活用した3つの施設からなる小樽芸術村では、その時代を華やかに彩ってきた国内外の優れた美術品・工芸品を鑑賞しその文化に触れることができます。「似鳥美術館」は目の前に広がるルイス・C・ティファニーのステンドグラス作品から始まり、横山大観などによる日本画、岸田劉生やルノワールらの日本・海外の洋画、高村光雲とその弟子たちの木彫、アール・ヌーヴォー、アール・デコのグラス作品など幅広い芸術作品を間近に鑑賞。「旧三井銀行小樽支店」では、昭和2年に建てられた重厚な銀行建築の内部をご覧いただけます。「ステンドグラス美術館」ではイギリスの教会ステンドグラスによる美しく荘厳な光の空間を楽しめます。
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広大な敷地に連なる3つの棟。
「本屋」の域を超えた”超巨大複合書店”。「田舎都市スローライフ 」をコンセプトに掲げ、「食」「知」「暮らし」の3棟からなる超巨大複合書店です。「食の棟」は12の店舗が集結したフードパーク。北海道イタリアンの第一人者、堀川秀樹シェフが手掛けるイタリアンレストラン「nodo」をはじめ、坦々麺や点心など、たくさんの有名店が出店しており、さまざまな食を楽しむことができます。中央に位置し、圧倒的な書籍を揃えた「知の棟」は、大きな特徴としてBook&Caféスタイルを採用しており、購入前のほぼすべての本を、コーヒーを飲みながらゆったりと読むことができます。また2階には作業スペースもあり、電源コンセントやフリーWiFiを完備。パソコンを広げて仕事をしたり、書店内の豊富な書籍を利用しての、資料や論文・レポートの作成も可能です。子ども向けの本やアイデア商品が集まっているのが「暮らしの棟」。児童書売り場は道内でも最大級の広さと品揃えを誇り、子どもの知育に役立つ輸入玩具を取り扱う「ボーネルンド」や家具や照明・雑貨のセレクトショップなどを扱う店などがテナントとして軒を連ねます。一日中過ごしても飽きのこない、本と暮らしの一大テーマパークです。
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限定ワインやソフトクリームが
人気の道産ワイナリー。自然豊かで風光明媚な宝水地区にある、岩見沢で最初のワイナリー。ワイン醸造所兼直売所である建物は古材を利用して建てられており、赤い三角屋根が特徴的。その隣に広がるブドウ畑と相まって、まるで南フランスの田舎町のような風景が広がります。 1階の直売所では、自社畑ブドウを使用した「RICCA」シリーズやハイクラスブランドの「雪の系譜」シリーズ、ショップ限定のワインなどを扱っています。ワインの特徴やワインの選び方などが知りたいときは、スタッフに相談すれば優しく教えてくれます。また、醸造所が同じ建物のため、買い物のついでに見学をすることもできます。建物の2階はギャラリーとなっており、醸造工程をイメージしたアート作品などが展示され、疲れたときは、備え付けの椅子に座って、ちょっとひと休みすることもできます。 直売所の隣にあるソフトクリーム屋さん「ヴィアグレスト」では、自家製ブドウ果汁をかけたソフトクリームが大人気。ソースは白ぶどうのソースと赤ブドウのソースの2種類から選ぶことができます。ワイナリーのぶどう畑を眺めながら食べるソフトクリームは格別!ぜひ一度は味わいたいスイーツです(ソフトクリームは期間限定販売となります)。
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小樽にゆかりのある
美術家の作品を中心に展示。海、運河、港と起伏に富んだ地形に点在する家並みという景観を持つ小樽。古くは北のウォール街とも呼ばれた小樽市の銀行などが立ち並んでいた通りの一角、当時、小樽地方貯金局であった建物が今の美術館。この美術館では2つの記念ホールと企画展示室を有し、小樽が商都として繁栄した時代に優れた業績を残した作家の作品を中心に小樽にゆかりのある現代作家の作品なども展示・保存しています。記念ホールの1つは小樽市出身の風景画家として知られる中村善策。優しく温和な人間性が現れた風景画はその豊かな色彩に注目です。 3階の一原有徳記念ホールにはモノタイプという手法を用いた特異な作風で国際的にも名高い版画家、一原有徳の作品がずらり。作品だけでなくアトリエの一部を再現したコーナーや作品制作過程を視聴できるコーナーなど鑑賞の工夫も。 また、1階の市民ギャラリーでは、年間を通して市民による多彩な展示が開催されています。
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小樽の風土と文化の関わりを
感じながら過ごす至福のひと時古くは北のウォール街とも呼ばれた小樽市の銀行などが立ち並んでいた通りの一角、当時、小樽地方貯金局であった建物の二階にある文学館。1952年に建てられたこの建物では小林多喜二、伊藤整をはじめ、小樽ゆかりの小説家、詩人、歌人、俳人の著書や資料を鑑賞することができます。古書の香りが漂って来そうな展示室内には作家の略歴や写真をはじめ、直筆原稿や書簡、多喜二のデスマスクなど貴重な品が並びます。その中には実際に作家が使っていた私物のかばんやカメラも。作家の人となりや特徴を親しみ易く解説するコーナーも設置されており、作家の新たな一面を知ることができます。常設展示のほかにも文学講座や作家と作品ゆかりの場所を訪ねる文学散歩など、様々なテーマで特別展・企画展を開催。
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温泉街と森が、
光の粒で彩られる1866年の定山渓温泉開湯から150周年を迎えた2016年に誕生した「定山渓ネイチャールミナリエ」は、自慢であるこの土地の自然の豊かさや魅力を感じて楽しめるように作られたイベント。温泉街と森がイルミネーションや、プロジェクションマッピングによって彩られるこのイベントは、東京駅の3Dプロジェクションマッピングなどを手がけた日本を代表するクリエイティブカンパニー「NAKED(ネイキッド)」によるもの。光の川や花に染まる吊橋、光の粒に囲まれたベンチ、真っ暗な森の中で明るく浮かび上がる木々や岩石など、幻想的な自然の映像美に心奪われます。全行程は20分ほどで楽しめますが、なんと無料で楽しめます。この期間は、温泉街にある足湯施設などさまざまな場所でもきれいなイルミネーションが実施されています。不思議な灯りで彩られた定山渓の夜。浴衣姿でゆったりと渓谷と光のコラボレーションを楽しんでみてはいかがでしょう。